ホジュンとは


浚(ホジュン)は、韓国ドラマ『ホジュン伝説の心医』で知られており、実在した宮廷医務官で『東医宝鑑』という書物を書いた人。東医宝鑑は2009年に韓国で7番目となる、世界遺産に登録されました。2015年には韓国の国宝として認定されています。
ホジュンは東洋医学の歴史では必ず出てくる人物です。
東医宝鑑
東医宝鑑

鍼の歴史とツボ


鍼の歴史は古く、古代中国の黄河流域で発生したといわれています。現在のように鍼を使っての療法が記されている書籍は『黄帝内経(こうていだいけい)』で、前漢時代に編纂されました。この書籍には、9つの鍼の種類が紹介されています。

日本には紀元6世紀ごろ 朝鮮半島を経て伝わり始め、明代には多くの日本人留学生が派遣され、中国医学を学びました。


つぼは、私たちのからだにながれる経絡上に無数に点在しています。針灸治療は、このツボを使って、からだに刺激を与えることで行われています。

経絡は、からだ、頭、手足にある正経十二経脈と任脈・督脈と合わせて365のつぼあります。またこれ以外にも奇穴(きけつ)と呼ばれるつぼもありますので、無数にあると言えるのです。

それに押すと痛気持ちいい阿是穴(あぜけつ)というつぼもあります。

このつぼを刺激して、経絡の流れを良くしてこそ 針灸治療の効果があらわれます。

経穴(ツボ)
経穴(ツボ)

【東洋医学の特徴】

  • 健康な人の病気予防や健康維持
  • 未病の治療
  • 患者の体を総合的に捉えた治療
  • 自然治癒力、病気に対する抵抗力や免疫力を引き出す治療

【西洋医学の特徴】

  • 特定の「病気=病名」に応じた治療
  • 病気に対して即効性のある治療